島根県海士町と連携し、地域の価値を高める「高度観光人材」育成プログラムを本格始動|公式サイト・Instagramを同時公開

島根県海士町(あまちょう)では、地域全体を見渡しながらその地域の価値を高める「高度観光人材」の育成プログラムを2025年度より開始いたしました。本年度からの本格始動に伴い、2026年5月に公式サイトおよび公式Instagramを同時開設いたしました。
株式会社海士は、海士町役場と連携し本プログラムの開発・運営・情報発信を担っています。地域に根差した宿泊・観光事業を展開してきた実践知を活かし、観光を通じて地域の未来をつくる人材育成に取り組んでまいります。
公式サイトでは、「地域で生きる、観光に生きる」というコンセプトを掲げ、育成プログラムに関する詳細に加え、海士町の観光に関する紹介や海士町の歴史、実際にこれから実現を目指すプロジェクトの紹介と求人募集、海士町で生きる人々のインタビュー連載などを掲載しています。今後も観光と地域のこれからを考えるさまざまなコンテンツを公開していく予定です。
・公式サイト:
https://ikiiki.town.ama.shimane.jp/
・公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/ikiiki_ama

実践プログラム始動の背景
地域にはその土地ならではの文化や営み、歴史、そして自然といった、豊かに生きていくために欠かせない価値がそろっています。一方で、多くの地域では都市への人口流出や高齢化などにより、そうした文化や営みを次世代へ受け継いでいくことが難しくなっています。。
そんな中「観光」は、交流を生み出すだけではなく、地域に受け継がれてきた文化や営みを未来へつないでいく重要な手段のひとつになり得ます。
海士町は、島根県・隠岐諸島に位置する離島です。アクセスや人口規模など一般的には不利と捉えられる条件を抱えながらも、海士町はそんな“課題の最先端”とも言える離島だからこそ、これまでたくさんの挑戦が生まれ、新しい地域の価値や事業を生み出してきました。
そして今、海士町が次に挑戦するのは、「観光を通じて地域の価値を高める人材」を育てることです。
地域全体を見渡し、観光を通じて地域の未来を構想し、さまざまな立場の人々と協業しながら実践できる人材を育てることで、海士町のみならず、全国各地の地域づくりにも貢献していくことを目指しています。

高度観光人材について
高度観光人材とは、地域の自然や文化、暮らしや営みといった固有の資源を観光価値へと昇華し、ゲストと地域双方の豊かさを生み出す好循環を創り出す人材を指します。地域内外の多様な主体を巻き込みながら、持続可能な観光地経営を実践し、観光の力で地域をより豊かな形で次世代へと引き継いでいく役割も期待されています。
海士町では、観光庁が定める観光地経営人材 / 観光産業人材の考え方を参考にしながら、この高度観光人材のスキルを、以下6つに定義しました。
・観光地マーケティング
・対話と合意形成
・ソーシャルインパクトマネジメント
・組織戦略
・事業・運営マネジメント
・観光データサイエンス
今回のプログラムでは、これらの習得に向けた実践的なプログラムとトレーニングを展開していきます。
※スキルに関する詳細は、プログラムページをご覧ください。
https://ikiiki.town.ama.shimane.jp/training/

プログラム詳細
・期間:2年間(2025年10月〜2027年9月)
・参加者:海士町で暮らし、働く方(初期募集はすでに終了しています)
・コース:2種類全3コース
①応用コース(経営層向け / マネジメント層向け)
持続可能なビジョンを示し、地域全体を牽引する経営人材を育成する
②基礎コース(全メンバー向け)
現場での実践を通じ、自ら課題を発見・解決できる企画力を持った人材を育成する
・具体のプログラム(一部)
∟観光マーケティング:世界最高峰の知見を移植する100時間(株式会社 刀)
∟観光学:世界の先端事例から「観光の力」を学ぶ(カナダ観光局日本地区代表 半藤 将代氏)
∟基礎・マインド:実行力を支える土台基礎スキル(デルタスタジオ 集治 隆太郎氏)
・今後の追加募集やプログラムについて:現時点では未定(新規募集などの情報はサイトより随時発信予定)
※プログラム参加にかかわらず、海士町で働きたい、暮らしたい方に向けた情報も今後更新していく予定です。

写真:田野英知
イラスト:Miltata